文章を書く道具として強力になったiPhone 5。
一見地味に見えるiPhone 5の進化
iPhone 5の一般的な評価は、
薄く、軽くなった
画面が広くなった
動作が高速になった
の3点、正常進化で劇的な変化はない、というものだと思います。実際、私もそう思っていました。
ところが、iPhone 5を実際に使ってみると、これらの正常進化が、特に文章を書くという行為には劇的な進化を与えていることがわかりました。
薄く軽い=手への負担が減る=文字入力が楽になる
iPhone 4とiPhone 5の重さの差は、たったの25グラムです。わずかな差に思えますが、長い文章を書いたときの疲労度は明らかに軽減されました。つまり、もっと楽に長い文章が書けます。
画面が広くなった=前後の文章を見渡せる=効率が上がる
長文を書いていると「この単語、さっきはひらがなで書いたっけ?漢字だっけ?」と振り返ったり、前後の文に合わせて途中の文の語尾を変えたりすることがあります。
iPhone 5では画面が縦に伸び、キーボードの占有面積はそのままなので、純粋に“入力した文章が表示される面積”が大きくなっています。
前後の文章を見渡すためのスクロール操作が減るので、効率よく文章を書くことができます。
なおかつ、画面の横幅は変わっていないので、iPhone 4S以前と同様、片手で無理なく操作することができます。いつも両手で使えるとは限らないハンドヘルドデバイスにおいて、これは極めて重要なことです。
動作が高速になった=フリック入力が確実にできる=サクサク書ける
私が使っていたiPhone 4では、iOS 5以降、フリック入力の取りこぼしや誤認識がしばしばありました。これが頻繁に発生すると、文章を書く集中力が削がれてしまいます。
iPhone 5では、かなり素早くフリック入力しても確実に追従、認識してくれます。変換候補の表示も高速なので、文章が頭からスラスラ出てくれば、ほぼ同じスピードでスラスラと書くことができます。
パワーアップとウェイトダウンがすべてに効いている
地味な進化と捉えられがちなiPhone 5ですが、闇雲に大きくしたりせず、最適なバランスを保つことで、道具としての有用性が格段に引き上げられています。
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